タジキスタン南部(紀元前1世紀〜紀元後1世紀) - Protomy型の環,横たわるスフインクス

Electr(金と銀の合金).3.5×2.2 二つの部分−細くなっていく先端が耳に通される,針金の弧から組み合わされた部分と,軸套を介して弧の部分と固定され,Elektrの薄板から製作された,イヤリングそのものの部分−からなる.環は女性の顔と胸をした横たわるスフィンクスを描いている.髪型は平らな帽子の下に見える.獣の前脚は刃物で三本の指爪に分けられ,肘の関節のところから前に伸ばされている.腕から縦に上がる翼は,体と顔にぴったりと付けられている.羽根は,刻み目をつけたElectrの針金を半円形に半田付けしたもので,水平に四列を呈す.二本の刻み目のついた薄い針金がうなじで,つり包帯のように交叉し,胸において末端で予備として巻いている.軸套は,同じく刻み目を入れた針金を半田付けした四つの縁飾りで装飾される.
紀元前2世紀から同1世紀 1951 任意採集
РМ инв. 1478. Лит.: Линде 1952; КВ 300.

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