滴翠園十勝 ![]() ![]() ![]() ●概要024.1-100-11巻 40.5×1243.5cm 明和8年(1771) 滴翠園十勝は、西本願寺の境内にある飛雲閣(国宝)の建つ名勝庭園のことである。飛雲閣は豊臣秀吉の聚楽第に建てられた後に、伏見城から西本願寺へと移されたものと伝えられている。この庭園には飛雲閣をはじめ滄浪池、竜背橋、踏花塢、胡蝶亭、嘯月坡、黄鶴台、艶雪林、醒眠泉、青蓮榭の十の景勝があり、これらを滴翠園十勝と称した。そして、この景勝を讃える詩歌が多く吟詠されている。 この彩色写美絵巻の序文には、文化5年(1812)、赤田義が詩を附している。巻初に本図巻作製の因縁を叙し、「40年以前に滴翠園十勝を選んで、各の勝景に因んで詩を賦していたのを、たまたま『都名勝図絵』を披見して想起したので、飛雲閣図を描いて十勝の詩を記録した」という意味のことを述べ、次に五言絶句の漢詩が詠まれてあり、作者の署名がある。 戻る |